5-2.ブックの作成・ブックを開く

今回は、新規ブックを作成する方法や保存済みのブックの開き方について説明します。

新規ブックの作成

Addメソッド

○構文
Workbooks.Add Template:=

○処理
新規ワークブックが作成されます。
Addメソッドは、作成されたWorkbookオブジェクトを戻り値として取得します。

Workbooksコレクションに新しいWorkbookオブジェクトを追加する処理なので、オブジェクトにWorkbooksコレクションを指定しています。

○引数
引数Templateには、保存済みのテンプレートブックのパス(xltx形式)を指定するか、xlWBATamplate列挙体を指定します。
引数Templateは省略できます。

保存済みのテンプレートブックを指定すると、そのブックをテンプレートとした新規ブックが作成されます。

xlWBATemplate内容
xlWBATChart-4109グラフシートを持つブックを作成
xlWBATWorksheet-4167ワークシートを持つブックを作成
xlWBATExcel4MacroSheet3Excelバージョン4のマクロシートを持つブックを作成
xlWBATExcel4IntlMacroSheet4Excelバージョン4のインターナショナルマクロシートを持つブックを作成

Sub ブックの作成()

    '新規ブックの作成
    Workbooks.Add
    
    'テンプレートのブックを指定して新規作成(引数にブックのパスを指定)
    Workbooks.Add Template:="C:\Users\テンプレートブック.xltx"
    
    '新規ブックを変数に格納
    Dim bk As Workbook '変数の宣言
    Set bk = Workbooks.Add '変数に格納
        
End Sub

保存済みのブックを開く

Openメソッド

○構文
Workbooks.Open FileName,UpdateLinks,ReadOnly,Format,Password,WriteResPassword,IgnoreReadOnlyRecommended,Origin,Delimiter,Editable,Notify,Converter,AddToMru,Local,CorruptLoad

○処理
引数FileNameに指定した保存済みのブックを開きます。
Openメソッドは、開いたWorkbookオブジェクトを戻り値として取得します。

○引数
引数が非常に多いですが、単にブックを開くだけであれば、FileNameさえ覚えれば問題ないです。
その他の引数は、処理に必要な時に、その都度調べる程度で問題ありません。
ちなみに、筆者もFileName以外ほぼ使いません。

引数必須データ型内容
FileName必須開くブックのパスを指定
UpdateLinks省略可ブックを開いたときのファイル内の外部参照の更新方法を指定
0を指定すると、外部参照は更新されません
3を指定すると、外部参照が更新されます
ReadOnly省略可True / FalseTrueを指定すると、ブックを読み取り専用モードで開く
Format省略可テキストファイルを開く場合の区切り文字を指定
1:タブ、2:カンマ、3:スペース、4:セミコロン、5:なし、6:カスタム文字(引数Delimiterで指定)
Password省略可パスワード保護されたブックの場合、保護解除に必要なパスワードを指定
WriteResPassword省略可書き込み保護されたブックに書き込みする場合、保護解除に必要なパスワードを指定
IgnoreReadOnly
Recommended
省略可True / FalseTrueを指定すると、読み取り専用を推奨するメッセージを非表示にする
Origin省略可xlPlatformテキストファイルを開く場合、ファイルが作成されたOSを指定
xlMacintosh:Macintoshで作成
xlMSDOS:MS-DOS
xlWindows:Windows
Delimiter省略可引数Formatが6の場合、区切り文字を指定
Editable省略可True / FalseExcel4.0アドインを開く場合
・Trueを指定:アドインがウィンドウとして表示
・Falseを指定:アドインを非表示で開く
Excelテンプレートブックを開く場合
・Trueを指定:ファイルを編集用で開く
・Falseを指定:新規ブックとして開く
Notify省略可True / FalseTrueを指定すると、ファイルが読み取り/書き込みモードで開けない場合、ファイルを通知リストに追加する
ファイルが編集可能になった時点で通知される
Converter省略可ファイルを開く際に最初に試すファイルコンバーターのインデックスを指定
AddToMru省略可True / FalseTrueを指定すると、最近使用したファイル一覧にブックを追加
Local省略可True / FalseTrueを指定すると、Excelの言語設定に合わせてファイルを保存
Falseを指定すると、VBAの言語設定に合わせてファイルを保存
CorruptLoad省略可xlCorruptLoadブックの開き方を指定
xlNormalLoad:ブックを正常に開く
xlRepairFile:ブックを修復モードで開く
xlEctractData:ブックをデータの抽出モードで開く

Sub ブックを開く()
    
    'ブックを開く
    Workbooks.Open "C:\Users\ブック.xlsx"
    
    '開いたブックを変数に格納
    Dim bk As Workbook
    Set bk = Workbooks.Open("C:\Users\ブック.xlsx")
    
End Sub

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